みなさん、シャンプーを選ぶ際には何を一番重視していますか?
泡立ち・香り・デザイン性など色々な要素があるとは思います。
「ベタイン系シャンプー」は中でも、環境と刺激、そして安全性に配慮したシャンプーなんです。
ベタイン系シャンプーとは低刺激な頭皮に優しいシャンプー!
シャンプーの洗浄成分にベタイン系を使用しているのがベタイン系シャンプー。
性質としてはアミノ酸系シャンプーに似ていますが、更に低刺激に仕上がっています。
アミノ酸系シャンプーについて詳しく知りたい方はこちら。
[保存版]アミノ酸系シャンプーとは?抜け毛やフケに影響がある?市販のオススメ商品3選もご紹介!
「ベタイン」とは、 砂糖大根(ビート)由来のアミノ酸系保湿成分のこと。
天然由来で、頭皮にも優しい成分です。
ベタイン系の洗浄成分には主に、コカミドプロピルベタイン・ラウラミドプロピルベタインという、
ヤシ油脂肪酸を使用した成分があります。
ベタイン系は敏感肌や赤ちゃん用品に使われるほど安全性の高い成分なんです。
保湿力と補修能力が抜群!ベタイン系シャンプーのメリット
頭皮や髪にやさしく低刺激
ベタイン系の第一のメリットとしては、その低刺激性が挙げられます。
天然成分を中心に配合し、余計な成分を入れていないため
敏感肌やベビー用のシャンプーにも使われます。
その低刺激性はなんと、目に入っても染みないほど!
保湿力に長けている
ベタイン系の成分は化粧品にも使われるほどの保湿力があります。
そして肌や髪に吸着し易い性質があるため、毛髪がパサつくのを防いでくれます。
毛髪の補修能力がある
ベタイン系シャンプーは両性界面活性剤と呼ばれています。
これは、洗浄性の高いアニオン(陰イオン)界面活性剤と
リンス成分であるカチオン(陽イオン)界面活性剤の両方の性質を兼ね備えており
髪を、洗いながら補修するという驚きの効果があるのです!
泡立ちが比較的良い
洗浄力の高い高級アルコール系と比べると、それには劣りますが、
アミノ酸系シャンプーと比べると段違いなほどに泡立ちが良いです。
天然由来だから環境にもやさしい!
アミノ酸系同様、ベタイン系も微生物に分解され易い性質を持っているため、
環境にもやさしいシャンプーであるといえます。
また、天然由来で作られている製品が多いので地球に優しいですよね。
汚れが取れない?ベタイン系シャンプーのデメリット
こんなにメリットが沢山出てくるベタイン系シャンプー。
しかし、デメリットもあるんです…。
洗浄力が弱く、汚れが取り切れない場合も
ベタイン系は洗浄力が弱いところが難点。
赤ちゃんなら間に合うけれど、皮脂の分泌も多く、
スタイリング剤なども使う大人では汚れが取り切れないというデメリットがあります。
コストが高い
ベタイン系シャンプーは「価格が高い」!
原料のコストは、同じく価格が高いとされているアミノ酸系シャンプーと同じか少し安いくらい。
加えて種類豊富に展開されていないので手に入れづらいのがデメリットとして挙げられます。
ベタイン系シャンプーがオススメな人は?
敏感肌や乾燥肌で悩んでいる人
ベタイン系シャンプーはその洗浄力が弱い分、洗浄による皮脂の取りすぎを防いでくれます。
また、刺激も弱いため敏感肌の人には最適です。
髪のダメージに悩んでいる人
ベタイン系界面活性剤は毛髪の補修作用もあるため、
度重なるカラー・パーマなどによるダメージを大きく受けてしまった髪を
健康的に蘇らせるには有効なシャンプーであるといえます。
ベタイン系シャンプーは市販で買えるのか?
ベタイン系は、手に入れづらいシャンプーとお伝えしましたが、
市販では手に入れられるのでしょうか?
結論としては、あります。
しかし、その種類は本当に限られたものになります。
後ほど、市販で買えるベタイン系シャンプーをご紹介しますが、
それらが合わなければサロンで販売されているシャンプーを選ぶか、
または同じく低刺激のアミノ酸系シャンプーを購入するのが良いでしょう。
ベタイン系シャンプーを買いたい時の注意点!成分表示で見極める。
ベタイン系シャンプーの代表的な洗浄成分
ベタイン系シャンプーの洗浄成分の代表的なものとしては、
- コカミドプロビルベタイン
- ラウロイルプロビルスベタイン
- ココアンホ酢酸
が挙げられます。
他にも、「ココイル」「ココアンホ」「ラウロイル」「ベタイン」
という表記があればベタイン系であると判断することができます。
ベタインは元々植物由来のアミノ酸である砂糖大根のことですので、
ベタイン系シャンプーはアミノ酸系と重なっていることが多いです。
高級アルコール系シャンプーと区別する!
高級アルコール系の洗浄成分が主たるシャンプーに、
補助成分としてベタイン系洗浄成分が含まれることがあります。
これは、洗浄力の高い成分とあわせることによって、
その刺激を緩和するために配合されています。
しかし、そのようなシャンプーはベタイン系シャンプーとは呼べません。
成分表示は多く含まれている成分順に記載されているので、
ベタイン系の成分が最初・もしくは水の後に来ている商品を選んでください。
逆に、「硫酸」「ラウレス」「ラウリル」が含まれる成分は避けてください。
市販のおすすめベタイン系シャンプー3選!
では、市販で手に入れることができるベタイン系シャンプーをご紹介したいと思います。
パブリック オーガニック スーパーリラックス シャンプー
ザ パブリック オーガニックから出ているベタイン系シャンプー。
赤ちゃん用にも使われる低刺激なシャンプーです。
「ペリセア」という毛髪補修成分が配合されており、この成分は
美容室のトリートメントにも使用されている成分になります。
泡立ちは良いですが、洗浄力が弱く、洗い上がりはさっぱりしない可能性が。
カウブランド 無添加シャンプー さらさら
牛乳石鹸共進社から出ているアミノ酸系とベタイン系の
洗浄成分が配合されているシャンプーです。
ノンシリコンですが、指通りは悪くない仕上がりになります。
また、599円というコスパの良さも魅力!
ビオチン+ピー・バリア スカルプ シャンプー 480ml
スーパーフードラボから出ている、アミノ酸系・ベタイン系の
洗浄成分が使われているシャンプーです。
植物由来の成分がたっぷりと配合されており、
泡立ちは弱いものの頭皮に優しく、すっきりと洗うことができます。
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