縮毛矯正で髪の毛のクセを取りたい!
でも髪はハイトーンカラーにして楽しみたい!
そう思っている方、いらっしゃると思います。
ハイトーンカラーといえば、やっぱりブリーチが必須。
でも、縮毛矯正とブリーチって同時に受けられるんでしょうか?
今回は、そんな疑問にお答えしながら
縮毛矯正とブリーチを行う際の注意点を説明していきます。
縮毛矯正とは
縮毛矯正とは、縮れたくせ毛や天然パーマを直毛にする技術。
うねってしまったり、ボリューミーなヘアを落ち着かせるために
多くのくせ毛の方が縮毛矯正の施術を受けています。
縮毛矯正の仕組みや種類をもっと知りたい方はこちら!
[保存版]「縮毛矯正」の種類・薬剤をくせ毛の悩み別に徹底解説!最近流行りの髪質改善との違いもご紹介!
縮毛矯正とストレートパーマの違い
ストレートパーマも、髪のクセをとってくれる施術。
どちらも髪内部のタンパク質の結び付きを整えてくれます。
しかし、ストレートパーマとは元々パーマのかかったヘアーを
元に戻すためのものであり、くせ毛の方用ではありません。
また、縮毛矯正とストレートパーマの違いはその施術の流れにあります。
ストレートパーマは、薬剤のみを用いてストレートヘアにしますが、
縮毛矯正は薬剤を塗布する合間にストレートアイロンを用います。
また、ストレートパーマのもちは2~3ヶ月ほど、
縮毛矯正は半永久的に効果が持続するので、
くせ毛の方は縮毛矯正をかけるようにしましょう!
他にも、縮毛矯正とストレートパーマの違いを詳しく解説しています。
[完全保存版]知らなきゃ損!縮毛矯正とストレートパーマの違いとは?長持ちさせる秘訣まで!
縮毛矯正とブリーチは両方できない?できる?
基本的に、縮毛矯正とブリーチは同時に出来ません。
なぜなら、縮毛矯正もブリーチも、美容室の中でも
特に髪にダメージを与える施術であるから。
二つの施術を行うと、ほとんどの場合がその負担に耐えきれず
髪が溶けてしまったり、切れてしまったりしてしまいます!
しかし、
- 元々髪質が良くて、ハリやキューティクル層の重なりが良い人
- 髪がブリーチ・縮毛矯正への耐性がある人
等の条件が揃っている場合は、かなりのレアケースですが
ブリーチと縮毛矯正の両方を同時に施術できる場合があります。
ただ、基本的には両方の施術はオススメできません!
縮毛矯正とブリーチ、どっちが傷む?
では、縮毛矯正とブリーチではどちらの方が傷むのでしょうか。
結論としては、どちらも同程度のダメージを与えます。
また、二つの施術のダメージの強さは、
切れ毛やビビリ毛になるダメージレベルの半分だと言われています。
つまり、二つの施術を同時に行うと・・・
切れ毛やビビリ毛になるダメージレベルまで到達してしまうんです。
※ビビリ毛とは髪の毛が最大のダメージを受けてしまっている状態
だから、基本的にはこの二つの施術の同時施術は難しいんです。
美容室で縮毛矯正&ブリーチが出来るレアケース
先ほどお伝えしましたが、とても稀なケースで
どちらの施術も受けられるという方がいます。
まず、第一条件としては
「髪に蓄積されたダメージがほとんどない」のが重要です。
カラーやパーマなどを繰り返した髪は、ダメージを負っています。
ただでさえダメージを負った髪に縮毛矯正やブリーチなど、
負担の大きい施術を行えば、髪は更なるダメージを受けます。
そうすると、髪のダメージが限度を超えてしまい
切れ毛になってしまったりするんです。。
そのため、施術を受ける前の髪質はハリがあって良い状態でなければ
同時に施術を受けることは難しいでしょう。
そして、第二条件が「髪がダメージへ耐性があるか」です。
もしもこのダメージ耐性がある場合、縮毛矯正やブリーチからくるダメージを
通常と比べて抑えることができます。
先ほど、二つの施術を合わせると髪のダメージ限度を超えると説明しました。
しかしこのダメージ耐性があれば、一つの施術のダメージが
限度の半分以下になるため、重ねても限度を超えないことになります。
このような場合は、同時施術が可能となります。
ただ、何度も説明している通り、これはレアケースなので
当てはまらない場合は断念するほかありません。
美容師さんに相談してみて断られたら、
潔く諦めた方が良いでしょう。
縮毛矯正とブリーチをするなら順番は?間隔はどのくらい?
ではもしも同時施術が可能な髪質であった場合、
縮毛矯正とブリーチの施術を受ける順番はどうしたらいいでしょうか?
また、二つの施術の間隔はどのくらい空けたら良いのでしょうか?
縮毛矯正とブリーチ、順番は?
条件が揃った場合、二つの施術を受ける順番としては
縮毛矯正→ブリーチ
が正解です。
縮毛矯正の中でもダメージレスな施術を選ぶことで、
髪への負担も減らすことが出来るので、
美容師さんに相談してみると良いでしょう。
ブリーチ毛に縮毛矯正は危険!
逆に、既にブリーチが1、2回行われている髪の毛に
縮毛矯正をかけるのは危険・・・。
ブリーチ→縮毛矯正 の順だと、
ビビリ毛になってしまう可能性が高くなってしまいます。
ブリーチは、それ自体の施術でビビリ毛になるというより、
ブリーチの大きなダメージを負った上で何らかの手を髪に加えると
ビビリ毛になりやすくなってしまいます。
ブリーチで髪が傷みやすくし、
縮毛矯正で追い討ちをかけてしまうのがありがち。。
そのため、縮毛矯正を先に受けておいた方が良いでしょう。
また、本当に稀ですがブリーチ→縮毛矯正の施術を受けられる人もいます。
しかし、その場合でも失敗のリスクも低くはありません。
「失敗してもクレームはしない」という旨の誓約書を書いてから
施術を行う美容室もあるくらいなんです、、!
十分に注意して自己判断で施術を受けるようにしましょう。
縮毛矯正とブリーチ、間隔は?
縮毛矯正をしてからブリーチをするのが良いというのが分かりましたが、
お互いの施術間は何日ほど空けるべきなんでしょうか?
理想的なのは10日以上間隔を空けること。
また、最低でも一週間は空けるようにしましょう。
これは、ブリーチのクオリティを高めるため。
髪の毛はダメージすればするほど、カラーの質が落ちてしまったり
狙った色味を綺麗に出したり、色落ちを防ぐのが難しくなってしまいます。
そのため、一週間以内にブリーチをしたとしても
色味や明るさには制限が出てしまうのです。。
だから、縮毛矯正とブリーチは別の日に施術を受けるようにしましょう。
また、縮毛矯正の施術から1ヶ月以上経過している場合は、
条件さえ揃っていれば両方を重ねて施術することもできますよ。
ブリーチ後の縮毛矯正は半年後もハイリスク
「ブリーチしても、時間が経てば縮毛矯正ができる」
そう思っている方、多いと思います。
しかし、ブリーチの後に縮毛矯正をするのは
半年以上経ったとしてもハイリスクなんです!
髪の毛は死滅細胞なので、時間が経っても治りません。
逆にダメージは蓄積されていく一方です。
そのため、半年経ったとしても、髪にブリーチをした部分が有る限り
縮毛矯正をするのにはリスクが伴ってしまうんです。
そのため、ブリーチや縮毛矯正をする際には
順番等に十分に注意する必要があるんですね。。
ブリーチ+黒染めの場合は縮毛矯正できる?
ブリーチをした後に黒染めをしている髪はトーンも暗く、
健康毛に見えがちです。
しかし、その髪にはブリーチの履歴・ダメージが残っているので、
ブリーチ・黒染め後の縮毛矯正は出来ません!
また、髪に耐性があってダメージ的には可能という方でも、
縮毛矯正の薬剤が黒染めを色落ちさせてしまい
色味も明るく戻ってしまうので注意が必要です。
定期的に縮毛矯正をするならブリーチは止めて!
髪のくせを綺麗に伸ばすため、定期的に縮毛矯正をかけたい!
そんな方にはブリーチはおすすめ出来ません。
ブリーチ毛に縮毛矯正を行うのは元々リスクも大きいもの。
一旦は綺麗になっても、後々大変になっていきます。。
そのため、縮毛矯正を優先させたい方は
ブリーチの施術は諦めた方が無難です。
縮毛矯正&ブリーチ、セルフでの施術は絶対止めて!
市販・セルフで縮毛矯正やブリーチを行うのは絶対にやめましょう。
ただでさえ、縮毛矯正やブリーチは難易度の高い技術。
知識のある美容師さんでさえ、失敗してしまうこともあるくらいです。
それだけのリスクのあるメニューを、
知識もないまま市販品で行うのはとっても危険!
ましてや縮毛矯正とブリーチを同時に行えば、そのリスクもさらに高まります。
その結果、薬剤の過剰反応で髪が溶けてしまったり
取り返しのつかないダメージが残ってしまう場合もありますので
絶対にセルフで行わないようにしてください!
縮毛矯正もブリーチもしたいなら、普段のヘアケアが大事
縮毛矯正もブリーチも、髪に大きなダメージを与える施術。
基本的には、どちらか一方の施術を行い、もう一方は我慢するのがベター。
しかし、どうしても行いたい場合は、
髪に蓄積されたダメージによって施術が可能か変わってきます。
だからこそ、普段のヘアケアが重要。
髪にこれ以上ダメージを蓄積しないよう、大事に扱いましょう。
また、どちらか一方の施術を行なっただけの場合でも
髪を綺麗に保つために、ヘアケアは怠らないようにしなければいけません。
シャンプーの洗浄成分に気を付ける
縮毛矯正やブリーチ・カラーの施術を行うと、
髪の毛は薬剤によって本来の弱酸性からアルカリ性に傾きます。
その髪の毛を弱酸性に戻すため、
弱酸性の洗浄成分が使われたシャンプーを使用しましょう。
施術後一週間、弱酸性のシャンプーを使うことによって、
髪の毛のphも安定してきます。
弱酸性のシャンプーで代表的なのは、アミノ酸系とベタイン系。
洗浄力が特に弱いが、泡立ちにくい
ココイルグルタミン酸Na・ココイルグルタミン酸TEA・ラウロイルグルタミン酸Na
比較的泡立ちやすい
ラウロイルアラニンNa・ココイルメチルアラニンNa・ココイルアラニンTEA
ラウロイルサルコシンNa・ココイルサルコシンNa
ラウラミドプロピルベタイン・ココアンホ酢酸Na・コカミドプロピルベタイン
上記の表示が書いてあるシャンプーがおすすめ。
ただ、皮膚に残りやすい成分なので、洗い流すときはしっかりと行うこと。
頭皮に残ったままだと炎症の原因になってしまいます。
色落ち対策は紫シャンプーで
紫シャンプーとはカラーシャンプーの一種。
ムラサキシャンプー、略してムラシャンとも呼ばれます。
カラーシャンプーはシャンプーにカラー剤が配合されていて、
ハイトーンカラーを長持ちさせてくれるアイテムです。
せっかくブリーチをしても、カラーが段々褪色していって
髪が黄ばんで汚い色になってしまうなんてことがありますよね。
紫は黄色(黄ばみ)の反対色という関係にあるため、
その黄ばみを打ち消して髪を白く見せてくれるという効果があるんです!
頻度としては、ヘアカラー後の一週間は毎日。
その後は2~3日に1回程度の使用がおすすめ。
一週間経った後、毎日使っても問題はありませんが、
効果はあまり変わらないので2~3日に1回で十分です。
シャンプーやトリートメントの仕方も丁寧に
縮毛矯正やブリーチの施術を行ったあとの髪の毛は、
摩擦などの刺激に弱い状態です。
シャンプーでも髪同士を擦るなどはせずに、
良く泡立ててから頭皮を揉み込むように洗いましょう。
また、シャンプー後のリンス・トリートメントは
髪の毛の中間から毛先につけた後、粗めのクシで梳かすようにしましょう。
髪全体に浸透し、手触りも良くなります!
ドライヤー前にクシで梳かす
綺麗でツヤのある髪を作るには、髪が濡れたままクシでとかしましょう。
やりすぎると髪を傷めてしまうので注意。
しっかりと髪を乾かしてから寝る
濡れた状態の髪の毛はキューティクルが開いた状態なので、
そのまま寝ると、枕などとの摩擦で髪がダメージを受けてしまいます。
そのため、髪の毛はしっかりと乾かしてから寝るようにしてください。
ドライヤーの手順
髪の毛がビチョビチョに濡れた状態だと、乾くまで時間がかかりますので、
まずはタオルドライをして、髪の毛の水分を拭き取ります。
その後、アウトバストリートメントを髪の毛につけるようにしましょう。
トリートメントが髪を補修し、ドライヤーの熱からも守ってくれます。
隅々まで浸透させるため、クシで行き渡らせるのがオススメ。
また、ヘアオイルはドライヤーの熱から髪を守ってくれる働きがあります。
髪にトリートメントをつけたら、ドライヤーで満遍なく乾かしましょう。
最初は根元を強風で乾かします。
大体乾いたなと思ったら、毛先を弱風で乾かしましょう。
仕上げは冷風。キューティクルを引き締めてツヤを出します。
また、ドライヤーの熱によるダメージを緩和させてくれます。
①タオルドライ→②強風で根元→③弱風で毛先→④冷風で仕上げ
こちらの手順に沿って、綺麗な髪の毛をゲットしちゃいましょう!
まとめ:縮毛矯正とブリーチが出来るのはレアケース
いかがでしたか?
縮毛矯正とブリーチを同時に行うのは難しいことがわかりましたね。
優先したいメニューを、どちらかに絞った方が賢明です。
ただ、どうしても両方行いたい場合はダメージに気をつけて。
普段のヘアケアや美容室でのメニューに気をつけて
出来るだけダメージを抑えられるようにしましょう。
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